手製本の本を編集したときに、紹介されていた本すべてを自分でつくりながら校正していました。おかげでだいぶ手製本のやり方が身についてきたのですが、どうも自分は面倒くさがりなので、「壊れてもいいから、サクっと作りたい」と思い、100yenショップで入手できる道具で「なんちゃって手製本」の仕方を考えてみました。本来、製本用ボンドを使うところを、木工用ボンドやスティックのりでズルしているので、ちゃんとつくりたい方はまねしないでください(笑)。
100yenショップの材料で、カラフルなノートをつくります。 まずは材料から。用意するのは、100yenショップ「ダ○ソー」で売っている11色入りの色画用紙(できれば、台紙の厚紙が付いているタイプがよい)、表紙用の厚紙(厚さ1mmくらい。色画用紙に付いている台紙を流用すると、サイズも同じなので楽)、木工用ボンド、スティックのり、カッター、カラフルなmtマスキングテープ(これは100yenショップにはない。100yenショップにこだわるなら、プリントテープで代用可) 色画用紙11色を各2枚ずつ計22枚を半分に折る。本来は竹ベラを使って折るが、その辺にある定規で代用。 ページごとに紙の色を変えるときれい。こんな感じでそろえる。 天地をクリップで留めて、背の部分(紙を二つ折りにしたほう)に木工用ボンドを塗る。面倒くさいので、筆は使わず、チューブから直塗り。塗った後は指を筆のようにして背についたボンドをしっかり押し込みながら(これが適当だとページがはがれてしまう)、表面をなめらかになぞる。 塗り終わったら、そのまま横に置いて、ボンドを乾かす。背の真ん中がふくらんでしまうので、クリップで押さえるとよい。 ボンドを乾かしている間に厚紙とマスキングテープで表紙をつくる。厚紙は、二つ折りにし紙と同じサイズに切る。色紙に付いている台紙を流用するとサイズもそろっていて楽。 mtのマスキングテープを上から順番に貼っていくと、きれいなボーダー模様に! 左右のはみ出たテープは後でカッターで切り取る。 テープを貼り終えた状態。 さっき塗ったボンドが乾いている頃なので、背の部分にマスキングテープを貼る。はみ出た部分は両側に折る。 ノートの両面にスティックのりを塗って、さっきつくっておいた表紙を貼り付ければ完成! 反対側からも押さえて定着させる。 今までにつくったノート。暖色系11色の色紙やクラフト紙でもできる。 1冊あたり1時間弱でできます。単純作業ですが、はまるとやみつきに。お試しあれ。
by design-editor
| 2009-05-06 02:35
| 100yen good design
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